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ONVIF で世界は幸せになれるのか?



こんにちは、営業部の香取です。

友人に花粉症の方が数人いるんですが、今年はかわいそうなほど強烈らしいですね。

いつもは「目がかゆい」くらいですが、今年は「目が痛い」らしいです。

私は花粉症ではないのでその辛さを分かり合えないのですが、「世界中の杉を切り倒したい!」 「空気を全て入れ替えたい!」と嘆いている友人を見ると心より同情してしまいます。

そして、「いつか自分も花粉症になるのでは」という恐怖に戦慄しながら日々を過ごしております。


さて、前回はネットワーク関係のコラムでしたので、それに関連した 「ONVIF」 について書いていこうと思います。

ONVIF(オンビフ)と初めて聞いた方もいらっしゃるかと思います。
簡単に説明しますと 「ONVIF とは IP カメラにおける共通の規格」 になります。

「ONVIF に対応していると、どんな幸せな事があるの?」とお考えでしょう。

通常のカメラの場合、レコーダーや周辺機器などを接続する場合は共通の仕様や規格でなければなりません。
ONVIF が出てくる前までは IP カメラも同じで、カメラの仕様や規格に適応した"専用の"機器でないと接続できませんでした。

しかし、ONVIF が対応する様になると、
「ONVIF 対応の IP カメラであれば、ONVIF 対応のレコーダーや周辺機器に接続できる!」
となり、専用の機器でなくても繋げる事が可能になりました。

ONVIF、なかなか素晴らしい規格じゃないですか!



…と、ここで話が終われば良かったのですが、残念ながら続きがあります。

ONVIF はここ数年で確立されてきた規格で、まだまだ完全な規格ではなく、 年々バージョンアップが行われています。

その為、ONVIF 対応ではあるものの、バージョン違いや機器同士の相性により、正常に動作しない場合があります。

具体的に私が経験した現象としては、

  • ONVIF 対応の機器同士なのに繋がらない。
  • 繋がりはしたが、カメラの設定が強制的に変更された。
  • そして設定が戻せない!
  • 繋がりはしたが、数秒間隔で映像がフリーズする!
特に、Youtubeライブ配信を行っている IP カメラを他の機器と繋いだ際、設定が変更されてしまってライブ配信が停止してしまった、 なんて現象もありました。

ONVIF 対応だからといって過信せず、ご購入前に接続の可否についてご確認頂けましたら幸いです。

※ 当ショップ内の製品同士の場合、動作テストを行えますので、接続の可否についてはご回答可能です。
別のお店でご購入された製品については、当ショップでの動作テストが行えませんので、接続の可否についてお答えする事ができません。 予めご了承ください。

二重ルーター問題について



こんにちは、営業部の香取です。

ここ十数年でインターネット環境は大きく発展して、 いろいろと便利な世の中になってきました。

一昔前までは防犯カメラ映像はご自宅でしか見れなかったのですが、 スマートフォンの発展と共に、今ではインターネットを通して どこでもカメラの映像を見る事が出来る機種もあります。


非常に便利な機能ですが、ご使用のインターネット環境によってはうまく見れない場合があります。

今回のコラムでは、お客様から頂いたお問い合わせの中で、 最も多い原因の一つである「二重ルーター問題」について記事を書いていきます。


■ 二重ルーター問題とは


ルーターにはインターネットを繋ぐ為の様々な機能がありますが、 その中の一つに「DHCP」というものがあります。

この機能をざっくりと説明すると、 「ルーターに繋がっている機械に IP アドレスを割り当てる」 といった機能です。
DHCP 自体は自動で番号を割り振るだけなので、 普段はあまり意識しなくても OK です。


ただし! 同じネットワーク内にルーターが複数台ある場合はご注意を!
「二重ルーター問題」が発生する可能性があります。


「なぜルーターが複数台あると問題が発生するの?」 と、考える方もいらっしゃるでしょう。

それは、 「ルーターによって割り当てる IP アドレスの種類が異なるから」 です。


IP アドレスの種類が異なると、

  • ルーターA から割り当てられた IP アドレスでは正常に繋がる
  • ルーターB から割り当てられた IP アドレスでは繋がらない
といった現象が起こります。


これが「二重ルーター問題」です。

IP アドレスが割り当てられるタイミングもバラバラなので、
  • 今まで正常に繋がっていたのに、繋がらなくなった
  • 繋がったり繋がらなかったりする
なんて事が起こります。



■ 二重ルーター問題が起こる事例


よくお聞きするのが、 「Wi-Fi を使いたいから、Wi-Fiルーターを追加した」 といった事例です。

Wi-Fiルーターもルーターの1つです。

もともとルーターがあった環境に、 Wi-Fiルーターを追加した事で「二重ルーター」状態となってしまいます。



■ 二重ルーター問題を回避する方法は?


「じゃあ、Wi-Fi 使えないじゃん!」 と考えたあなた。

きちんと解決方法がありますので慌てず騒がず。

解決方法は 2つあります。


〇 解決方法 1  ブリッジ設定を行う

(誤解を恐れず) ざっくりとブリッジ設定を説明しますと 「Wi-Fi は使えるけど、IP アドレスは割り振らない」 設定です。

追加したルーターでブリッジ設定を行うと、 もともと設置していたルーターだけが IP アドレスを割り振る事になる ので問題は解決します。

この解決方法が、ネットワーク構築においては最も正しい方法です。


しかし、下記の様な方もいらっしゃいます。
  • 「ルーターの設定方法がわからない」 という方
  • 「そもそも追加ルーターにブリッジ設定がない」 という場合
  • 「お客様の環境なので勝手に変更できない」 という業者様
  • 「ルーターの設定なぞ知らぬ」 という剛の者

その様な方には解決方法 2 をお勧めします。


〇 解決方法 2  機械側で IP アドレスを固定する

ネットワークに繋がっている状態の IP アドレスを調べて、 その番号で IP アドレスを固定する方法です。

IP アドレスを固定すると DHCP ではなくなるので、 勝手に割り振られる事がなくなります。


この方法でも解決しますが、 ネットワーク環境自体は二重ルーター状態のままですので、 他の機械に影響がでる可能性はあります。

また、IP アドレスを固定する事で番号が重複してしまう可能性もあります。


上記いずれかの方法で二重ルーター問題は解決できますので、 心当たりがある方はぜひ一度お試しください。

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